続 大凍結祭り2日目・・・ 2023.1.27

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この日も寒さは続いていました。

朝から前日解氷出来なかったアパートへ行くことにしました。

もちろん事務員さんには他から電話来たら「とにかく部屋を暖めて下いさい」と伝えてくれと頼んでおきました。

不安そうな事務員さんの顔を思い出すと笑えます。

今回は天井を剥したりしないといけないのでいつもお付き合いのある工務店さんに一緒に手伝ってもらうことにしました。

設備屋さんは相変わらずてんてこまいのようですが工務店さんは時間があったようです。

ラッキーでした。

この日入居者は仕事で居ませんでしたが合鍵使って入っていいよと言われていたので恐る恐る鍵を開けて部屋へ入ります。

そして、この部屋の下の部屋(前日お願いしておいた)へ行き天井を1ヶ所剥ぎます。

水道メーターの下辺りに解氷機をセットしてもう一方はお風呂の点検口を開けて出来るだけ広い範囲で解氷機をセットしました。

しばらく暖めます。

10分経過・・・
20分経過・・・

大分鉄管が暖まりましたが水が出てくる気配がありません。

これはもしかしたら解氷している場所が違うのではないかということになりもう一回水道の配管を確認します。

すると驚愕の事実を発見してしまいました。

むき出しの鉄管だったのでガス管だと思っていた鉄管が実は水道管だったのです。

え~!?

他の水道管全てには保温帯は巻いてあるのですがここの1mほどの水道管には保温帯が巻いてありません。

外の最低気温が-14℃ほどでしたからいくら室内といえどもこれでは凍ってしまいます。

築30年以上の鉄骨のアパートですが今までよくぞ凍結しなかった?と感心です。

そしてその水道管は外の共用通路の天井に出ているではありませんか!?

前日共用通路の天井を剥がしてみたものの水道管らしきものが見つからなかったのに・・・

完全に見落とししていたのか!?

外へ出て共用の天井をもう一度剥がしてみると・・・

なるほど~

これでは見分けがつかないなと納得です。

排水の配管があるのは知っていましたがその隣にグラスウールをグルグル巻きにされた状態で排水の配管と同じくらいの太さになって水道管が隠れていました。

びっくりです。

きっと当社で管理する10年以上前にも凍ったため水道管が凍らないようにこのような姿になったのだと思われます。

グラスウールを少し取り除き隙間を作って水道管をむき出しにします。

そこへ解氷機をセット!!

もう片方は先ほどの天井裏の水道管むき出しになっていた所にセットします。

10分経過・・・
20分経過・・・

水道管を触りながら熱くなっていないか確認しながら進めます。

30分経過・・・

大分暖かくなってきたのでそろそろ出てもいいはずです。

室内では水が出る気配がまだ一切ありません。

水道メーターを外してみることにしました。

すると今まで全く水の気配すら感じなかった所にじんわりと水が染み出てきました。

かなりの厄介な凍結のようです。

10年に大寒波は伊達ではありませんね。

それから30分以上でしょうか水がポタポタとやっと出てきました。

こうなると後は早いはずですが、、、

中々水の勢いがつきません。

とりあえず水道メーターは取付て室内で出してみることにしましたがやはり水圧がいまいちです。

お湯の方はそこそこ勢いよく出るので水が来ていないということではなさそうです。

念の為水道の先端についているキャップを取り外すと錆が沢山・・・

これでは水が出ませんよね。

キャップの錆やトイレもストレーナーの掃除をしたりしましたが水の方は水圧がやはり低いのでしばらく様子みてもらうことにしました。

時間を見るともう16時近く・・・
お昼も食べずに頑張っていたようです。

その後むき出しの水道管に保温帯を巻いて天井を取り付けて片付けをして入居者にメールを入れて物件を後にしました。

その他の水が出ないアパートを数件回ってみましたが部屋を暖めてもらったらほとんど水が出ていました。

唯一出ていないアパートへ17時過ぎに行き解氷作業を開始しすぐに水は出てきましたが、、、

キッチンの水栓が破裂していました。

慌ててホームセンターへ買いに行きましたが1軒目は売り切れ・・・
2軒目のホームセンターで最後の一個を何とか手に入れることが出来ました。

きっと他でも凍結で破裂したのでしょうね。

アパートへ戻り水栓を取り付けて無事水が出ました。

次にお湯が出ないので解氷作業開始です。

しばらくするとボイラーが回りだしました!!

ところが室内ではお湯は出ていません。

どういうことかと思い外へ出てみると共用の階段下の壁の中から水が流れ出ていました。

慌てて元栓を止めます。

入居者に事情を説明してこの日は実家へ帰ってもらうことになりました。

壁の中の水道管の修理は大工さんと設備屋さんを手配しないといけませんが設備屋さんに電話して聞いてみたところ当社と一緒でパニック状態継続中でした。

果たしていつ修理できるのでしょうか!?

こうして大凍結祭りの2日目が幕を閉じました。

本日も一日外仕事で疲れました。

 

つづく、、、

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