在日の永住許可問題が『とても悪い方向に議論が進む』最悪の事態。特権を特権と指摘することも許されない
仁比氏はヘイトスピーチについて、特定の人種や民族に対する差別や暴力を扇動し、権利・自由を制限し、個人の尊厳の基礎にあるアイデンティティー(自己認識)を否定することで、社会から排除するものだと指摘しました。
上川陽子法相は「一人ひとりの人権やアイデンティティーを守る社会を考えると、特定の民族、国籍の人びとをその理由ゆえに排除する言動は尊厳を傷付け、差別意識を醸成する重大な問題だ。認識を共有する」とのべました。
仁比氏は、在日朝鮮人の特別永住資格を「特権」と主張する「在特会」の扇動に言及。植民地支配による在日朝鮮人の苦難や村山談話(1995年)による痛切な反省とおわび、「日韓相互理解の架け橋」を強調した日韓共同宣言をあげ、「この姿勢を政治で貫くことが大切だ。『特権』と非難し、社会から排斥しようとするのは許されない」と強調しました。
上川法相は「歴史的経緯を踏まえ、今がある。排斥するような言動は許されない」とのべました。
ソース:しんぶん赤旗 2015年5月22日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-05-22/2015052214_01_1.html
(写真)質問する仁比聡平議員=21日、参院法務委
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