速報! 【神奈川新聞】慰安婦ハルモニたちへの謝罪と反省はゴールではない。スタートだ

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【神奈川新聞】慰安婦ハルモニたちへの謝罪と反省はゴールではない。スタートだ
1動物園φ ★@\(^o^)/2016/01/18(月) 19:32:22.25 ID:CAP_USER.net

時代の正体〈242〉当事者不在 歴史を抹消
慰安婦問題、モンタナ州立大・山口智美准教授
山口智美

特報|神奈川新聞

安倍晋三首相は4日の衆院本会議での外交報告で「日韓関係は未来志向の新時代に入ることを確認した」
と述べた。旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する日韓合意を受けたもので「問題が最終的かつ不可逆的に
解決されることになった」と強調する。

果たして、そうか。女性の人権問題に詳しいモンタナ州立大准教授の山口智美さんは指摘する。
「外交問題としてだけの決着は解決とは呼べない」。被害者である元慰安婦の思いを脇に置いた
当事者不在の思想をこそ、撃つ。

韓国から伝わるハルモニたちの慨嘆が政治決着の内実を物語る。「元慰安婦の声も聞かず、外交問題
として片付けた結果だ」。山口さんは憤り、さらに表情を曇らせる。
 「今回の合意を大きな前進だと
評価する声が少なくない。これで安倍内閣の支持率が上がるのかと思うと困惑しかない」


当事者の思いを無視して図られた決着は問題の政治利用と同義であった。その意味で、合意以前の問題
として安倍政権は慰安婦とどう向き合ってきたかを問わねばならない、と山口さんは続ける。


「安倍首相は国際的なスピーチで『女性の活躍』をアピールしてきた。だが、その中で慰安婦のことに
直接触れたことはなかった。問題をあくまで外交問題として捉えてきた。だから、今回の合意で慰安婦
問題が女性の人権の問題であるという視点が決定的に欠落してしまっている」


合意に盛られた「多数の女性の名誉と尊厳を傷つけた」ことへの「心からのおわびと反省」が、どうして
可能になるのかと首をひねる。


http://www.kanaloco.jp/article/144747/1/


2動物園φ ★@\(^o^)/2016/01/18(月) 19:33:25.81 ID:CAP_USER.net

後 退
外交問題、つまり互いに主張があり、問題の解釈をめぐってすれ違っているという設定それ自体が、
問題を矮小(わいしょう)化したい思いの表れであるはずだった。


人集めの際、人さらいのように連れてこられたか否かに焦点が当てられた「強制連行」をめぐる議論が
象徴的だ。女性たちが慰安所でどのような思いをしていたのかに耳を傾けようとしないから、朝日新聞が
一部の記事を取り消したことをもって慰安婦問題自体が捏造(ねつぞう)されたもので、そもそも存在しない
のだという暴論までが流布するに至った。
山口さんは思う。

「そもそも元慰安婦が何を求め続けてきたのか、分かっているだろうか」


問題の本質はどのように連れてこられたかでは、ない。兵士の性病を予防し、戦争を遂行するという
目的に女性の体が利用された。その慰安婦制度の暴力性にこそある。慰安などではなく、性欲のはけ口
にされた。それは人間の尊厳を踏みにじる人権侵害であり、当時の国内外の法律に反する戦争犯罪だった。


被害を名乗り出た金(キム)学順(ハクスン)さんがこの問題を世に問うたのは1991年。それから四半世紀、
ハルモニたちはつらくみじめな経験の記憶を人前で語り、デモに立ち、裁判を闘い、映画も撮られもした。

謝罪を求め続けているのは、問題がどこにあったのかを直視し、認識しなければ同じことが繰り返されるからだ。
同じことを繰り返さないというゴールを見据えるならば、謝罪や反省はスタートであるべきだ。

その意味で、今回の合意は1993年の河野洋平官房長官談話から後退しているといえた。談話にあった
次のような一文は合意の中に見当たらない。


〈われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。
われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して
繰り返さないという固い決意を改めて表明する〉 以下略


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  • 2016 01.19
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